1番人気が5年連続で勝利 全国リーディング笹川騎手に魅了された/兵庫サマークイーン賞

10日に行われた兵庫サマークイーン賞は1番人気の大井ケテンドリーム(牝5・上杉)が勝利した。同レースは昨年まで4年連続で1番人気が勝利しており、結果的に5年連続の勝利となった。実績的には名古屋コパノエミリアか、高知サノノエスポが1番人気になるとみていたが、最終的にはケテンドリームだった。

その最大の要因は、鞍上が全国リーディングの笹川翼騎手だったことだろう。この日も2Rからエキストラ騎乗を始めており、本番までに3鞍に騎乗して園田の馬場傾向をつかんでいた。勝利後のインタビューで笹川騎手が「早めに仕掛けていった」と話したのは、この日の傾向を把握していたから。ただ、ひとつだけ誤算だったのは「抜け出してからソラを使っていた」こと。最後はサノノエスポに詰め寄られたが、頭差しのいだ。次走は金沢の読売レディス杯(1500メートル、8月11日)を視野に入れている。

2着は高知のサノノエスポ。3番手から進めたが、理想はもう1列前から運ぶ展開だった。「(大外枠の)吉原さんの後ろにつけたかったのですが、枠の差で笹川さんにいいところを取られてしまいました」と塚本征騎手。目迫師も「コーナーで置かれる面があるので、その差も最後の着差に出たと思います」と振り返った。同厩舎には高知で7戦7勝のスカンジナビアがおり、今後は強力な二枚看板で全国の牝馬重賞に挑むことになりそうだ。

一方、地元馬はライトピラーの4着が最高で、4番人気のラヴィアンは6着、連覇を狙ったヴィーリヤは10着と期待に応えられなかった。ラヴィアンの広瀬騎手は「最初から進んでいく感じがなかったもんね…」と首をかしげ、ヴィーリヤの杉浦騎手は「今年は遠征馬のレベルも高かったので、楽な展開ではなかったです」と完敗を認めた。

兵庫サマークイーン賞を制したケテンドリーム(左)(2026年7月10日撮影)

兵庫サマークイーン賞を制したケテンドリーム(左)(2026年7月10日撮影)

[2026年07月14日更新]

園田&姫路競馬の開催日(不定期)

松本健史(まつもと・たけし)1983年(昭58)1月31日、兵庫県出身。内勤アルバイトをへて18年6月から園田・姫路競馬本紙担当。コラム名の由来はオールラウンドに活躍した名馬タケシバオーから。好きな馬はスペシャルウィーク、スティルインラブ。